リガーレがこだわるラインコンセプト

開発秘話【道糸】

磯釣りだけでは無く、ナイロンの釣り糸についてお話しさせていただきます。

開発秘話【道糸】

そもそもナイロンは戦前に科学合成繊維として開発されました。 極細の加工が可能で衣類は勿論、パンティストッキングから歯ブラシ、人工芝等あらゆる所で現在も活用されています。

ナイロン原材料
(ナイロン原材料)

そこに目をつけた技術者が釣糸にも使えないか?との疑問から出来上がったのが始まりです。
さて、釣糸に使われているナイロンですが、リガーレでは磯で酷使される事を一番に考え、下記製作方法を開発サイドに投げ掛けました。

  1. 耐摩耗性強化による複層構造設計

    (年輪のような断面)擦れてもザラザラになって切れにくい。

  2. 号柄別のしなやかさ設計

    同じ原材料でも1.5号で使いやすくても、5号を作ると硬くて扱いづらくなる。
    5号に合わせると1.5号は柔らかくなりすぎて使えない。

  3. 着色方法は原着に限る

    原着とは?
    ナイロン原料を溶かす時に顔料を混合し、一緒に融解して糸として紡ぐ方法。
    他の手法は染色
    染色とは?
    透明のナイロン糸を染料の入った温水に浸けて着色する方法。

原着したナイロン(原着したナイロン)

見分け方

リールに巻くとき指に色が付くのが染色ラインです。
染色は様々なカラーリングが可能ですが、後加工をするため、柔らかくなり色落ち、海水や紫外線、摩擦で白濁するのが早くなります。
こうした無理難題をクリアしてリガーレのラインは完成しました。

品質はこれでクリアしたのですが、問題はラインカラーです。
これはルアー経験者の一言で決まりました‼

どうして磯のラインは見えるのばかりなの?人から見えるラインは魚からも見えているよ!

【バスのラインは見えてはいけないのが鉄則】

その一言は磯釣りを25年以上してきて正に「目から鱗」でした。
今まではどうしても工場の都合、プロスタッフの好みなど【人中心】で作られていて、魚からは丸見えだったのです。
特に餌取りと言われている(フグやカワハギ類)は、海面、海中を漂っているラインに好奇心を示し、高切れの原因 沈め釣りではクッキリ見えるラインが水中に有るため、魚に警戒心を与えていました。

しかし、一言で見えにくいラインと言っても工場では経験のないカラーで、ナイロンと色顔料との相性、そして糸として作ってからの品質クリアに2年を要しました。

様々なカラーサンプル(様々なカラーサンプル)

 そして、リガーレのラインは完成!

 比重1.14サスペンドの【ガナドール】  比重1.08セミサスペンドの【ラプター】
比重1.14サスペンドの【ガナドール】 比重1.08セミサスペンドの【ラプター】

比重?

また、問題が出てきましたね!
同じナイロンなのにどうして比重が変わるの?
通常のナイロンは比重が1.14顔料を入れてもあまり変わりません、そこで比重を軽くする方法は大きく分けて3種類有ります。

  1. 「撥水加工」

    これは使っている途中で剥がれて品質が悪くなります。殆どのメーカーがこれを採用。

  2. 「中空加工」

    生産行程で中に穴を開ける、ストローや蓮根のイメージ。これはとても弱くなり、現在採用しているメーカーはないと思います。

  3. 「顔料加工」

    ナイロンを融解し、ラインとして唯一浮力加工出来るのがこの時です。
    製造が難しく採用出来るメーカーはごく僅かです。

【ラプター】は浮力の軽い顔料の開発、見えにくいラインカラー、複層構造、号数別の製造設計を全てクリアしました。
【ガナドール】は乱反射を抑えた(サラマンダーレッド)、複層構造、号数別製造設計全てをクリア

そして、最後に【水切れ加工処理】をしています。
これはラインメンディングの時の水切り音を抑え、濡れた時に竿にまとわりつくことも抑えます。
通常のナイロンラインとは全く異なる【リガーレ】独自製法で完成した、新感覚ラインを実感し体感してお魚釣りを楽しんで下さいませ

まだまだ説明不足はございますが次の機会に…